PISHATTO vol.9 ありがとうございました!
博多発デザインと社会の関係をピシャっとする公開講座「PISHATTO“ピシャっと”」
第9弾を開催しました。
ナビゲーターは、
パハプスギャラリーオーナー兼グラフィックデザイナー
北島 敬明(きたじま たかあき)さん。
「佐賀とアートとソーシャルデザイン」
北島さんが現在のギャラリーを始めるに至った経緯や、デザイナーとして地域に根ざしたお仕事、仕事の合間で佐賀を発信しつづける活動など様々なお話しを聞くことができました。
北島さんは日本デザイナー学院を卒業後、作家を目指し大阪のギャラリーで働きはじめ、展示の設営方法や照明の当て方などを学びます。しかしそのギャラリーが閉館することをきっかけに一度佐賀に戻ることに。
次の仕事を大阪か東京でデザイナーをしようと考えていた北島さん。
しかしある人から言われた言葉で大きく考えが変わりました。
「なんでもある都会で何かやるよりも、何も無い佐賀でなにかやった方がおもしろいんじゃない?」
その言葉をきっかけに佐賀が自分が仕事をする場所だと決めたそうです。
自分自身作家活動をしているなかで佐賀市内で展示をしたいスペースが無かったことからギャラリーをオープンすることを決意しました。
いまでは地元の作家の発掘やインターネットを活用した地方にいながらも作家活動をして暮らしていける環境を作るお仕事、グラフィックデザイナーとしてのお仕事など多岐にわたります。
作家がリレー形式で数字をモチーフにした作品をネットにアップしていく活動
「NAYUTA((http://00000nayuta.tumblr.com/))」
アーティストの作品を日常生活に取り入れてもらうためのオンラインブランド
「STOCKs((http://stocks-saga.jp/))」
北島さんとカメラマンの2人で佐賀の面白いもの・こと・ひとをアップしていくWebマガジン
「onsitu((http://onsitu.net/))」
熊本の戸馳島(とばせじま)の蘭の花をPRするお話しからはじまり、現在北島さんが月の半分実際に島で生活しながら蘭のことだけじゃなく島全体のことをPRするWebマガジン
「今日、この島で。((http://tobasejima.net/))」
北島さんの講演の中で出てきたワードで印象に残っているものは
「大人が地元で面白いことをやっていること」
「何もない佐賀だから面白い仕事ができる」
ローカルだからこその面白さ、何を目的として生きるかで場所は変わるということを学ぶことができました。
北島敬明さん、ご講演ありがとうございました。
ご参加くださったみなさまも、ご来場誠にありがとうございました。
次回のPISHATTOはスペシャル回第3弾
2017年1月19日(木)19:00〜20:30
ナビゲーター:小野裕之さん/greenz.jpプロデューサー/NPOグリーンズ事業統括理事
講演タイトル「自分ごとからはじめるソーシャルデザイン」
参加無料
ご予約は下記ホームページかお電話で。
http://www.ndg-nbs.ac.jp/pishatto/
092-411-6420
多くのご参加お待ちしております。