気になる卒業生にインタビュー～ペイントアーティストのジャスミン・陳さん～

2019年5月31日ニュース

ジャスミン・陳さんは、幼いころ頃から絵を描くことが好きで「生涯、絵を描き続けていきたい」と中国から日本に留学しました。日本語学校で２年間学んだ後、日本デザイナー学院九州校グラフィックデザイン科で学びました。

Q．現在の活動内容を教えてください。

A.　今、私はアートの楽しさをもっと沢山の人に知ってもらいたくて、アーティスト活動を続けています。ペイントアーティストとして、ライブペイントを行いながら、原画の展示や商品（携帯ケース、クリアファイル、ポストカード、ポスター、ステッカーなど）を販売しています。

Q.ライブペイントはいつから

始めたのですか？

A.　そうですね。6,７年前に始めました。

Q.ライオンなど動物のモチーフが

多いのは？

A.　動物が大好きだったからです。ライブペイントを始めた時、大きなパネルに描く機会があって、最初は「猫」を描こうと思っていたんです。でも大きなパネルに「猫」って迫力ないかなぁ～と思って、直前に「ライオン」に変更したんです。描き終えた時、会場にいたお客さんの反応が凄く良くて、それからライオンを描くようになりましたね。

Q.基本的に手描き（アナログ）で表現している？

そうですね。様々な画材を使用してきましたが、今はアクリル絵の具を使用しています。いろいろな素材に描けるアクリル絵の具を使っています。ペンキや接着剤と合わせたりできるので、アクリルを使用しています。

Q.作品はどのような方に購入していただいていますか？

A.そうですね。ものによって違いがありますが、小学生～60代、70代、80代。そう言われたらいろいろな世代の方に買っていただいていますね。SNSを利用して、世界からもオーダーをいただいています。ヨーロッパやアジアなど様々な国の方からオーダーもいただいています。だからみなさん、英語の勉強は必要ですよ～。

ジャスミン・陳さんの作品は携帯ケースなど様々な商品になって販売されています。

Q.いつから絵を描きたいと思いましたか？

幼いころから「一生絵を描き続けていきたいなぁ」と思ってきました。ニチデを卒業後は、印刷会社やリフォーム会社で働きましたが、社会に出てからも、ストレスを感じた時には、絵を描くことで発散していましたね（笑）。「描きたい」という想いは一度もブレたことはありません。

Q.なぜ専門学校に入学をしようと考えたのですか？

学生時代の思い出は？

中国から日本にきて2年間日本語学校で日本語の勉強をしました。大学で4年間学ぶより、専門学校を卒業して早く社会に出た方が良いと思いましたね。

この学校を通して、いろいろな出会いがありました。先生にも同級生の友達にも沢山サポートをしていただきましたが、言葉の壁は沢山ありました。博多弁もむずかしかったです（笑）。デザインの専門用語とか道具の名前とか全くわからなくて…。友達が遊んでいる時も勉強しましたね。

Q.ニチデの学びで今に活きていることはなんですか？

私は2年間で「我慢強く」なったと思います。そして「固定概念」を捨てることを学びましたね。更に自分自身の個性を活かしていくことを学びました。

Q.在学している留学生の皆さんへメッセージ

言葉の壁、考え方の壁は沢山あると思います。でもできるだけ多くの日本の人たちと会って、文化の違いを学んでいくことは本当に大切だと思います。頑張ってほしいですね。

Q.お子さんがいらっしゃるんですよね？

はい。現在は２児の母でもあります。子育てをしながらやることは本当に大変ですね。子どもとの時間を削りたくないし、だから今は自分の寝る時間を削るしかないですね。ファンの方に失望感を与えないように、ほぼ毎日描いています。マクドナルドに行ったら、時間があればペーパーナフキン、紙の後ろでも絵を描いていますよ（笑）

Q.この世界で活躍するには才能が

いりませんか？

そうですね。「才能は１％」でいいと思います。「努力が９９％」諦めずにやりつづけること、今日できないことでも、努力したら明日できるようになるかもしれない。今年できなくても、３年努力したらできるようになるかもしれない。でも今あきらめたら絶対にできないですね。自分がやりたいことなら、人の目を気にしないで、やるべきだと思います。

ジャスミン陳さんありがとうございました。

ジャスミン陳さんの作品は現在博多マルイ６F「BEASTY CRAFTING」にて9月30日までご覧いただけます。