2,000キロ。札幌から福岡へ採用活動に来た理由は?
就活情報!「株式会社アレクト」様の会社説明会を実施
先日は、北海道札幌市に本社を置く「(株)アレクト」様の会社説明会を実施しました。
(株)アレクト様は、新卒採用のために4年前から毎年、会社説明会を本校で実施していただいています。
「2,000キロ離れた札幌の地」から、お越しいただいています。
「(株)アレクト」様は、ゲーム、アニメーション、映画、遊技機、イベント映像、CM、モバイルコンテンツ、インターネットなどの各種映像企画制作及びコンサルティング業務を行っています。
説明は、取締役副社長/CTOでクリエイティブの統括をしている安保 英樹様、取締役/CFOで人事担当の大畑 元英様お二人にしていただきました。
説明会終了後には個別アドバイスも頂きました。
2年前に本校学生(ゲームクリエイター科の眞壁みのりさん)が内定をいただき、現在活躍中とのこと。
先輩が活躍している嬉しいニュースに説明会を受けた学生たちは益々、「(株)アレクト」様に興味を持っていました。
■採用担当者の方に突撃インタビュー!~貴社が求める人材は?~
(株)アレクト 取締役副社長/CTO クリエイティブの統括をしている安保 英樹様
(株)アレクト 取締役/CFO 人事担当の大畑 元英様
Q.本日は説明会ありがとうございました。早速ですが、「福岡」で新卒採用をする理由を教えてください。
(安保様)「貴校卒業生の眞壁さんを採用して2年目になりますが、凄くモチベーションの高い方で、良いものを制作してくれています。そういった可能性をもっている方を見つけたい気持ちで、毎年この学校のある福岡に来ています。」
(大畑様)「私は福岡が地元なんです。福岡の県民性なのか、フットワークの軽い方が多いです。採用を始めたころは札幌まで来てくれるか不安はあったのですが、貴校の学生さんが弊社に来てくれて、自信を持ちました。それから採用を進めていこうと感じました。」
Q.本社が札幌にあることで、不便だと感じることはありますか?
(大畑様)不便だということは正直あまり感じていません。逆にもし本社が東京にあったら、凄くコストがかかるんだと思います。札幌だから動きやすい面もあります。福岡も札幌も交通網は発達しているので、地方の方が地位的有利な点の方が大きいように思います。強いて言えば、大雪で飛行機が飛ばないことがある…そのくらいですかね。でも実は北海道はクリエイティブ系の学校数が圧倒的に少ないんです。福岡は多いですね。札幌は採用面ではなかなか厳しいものがあります。
Q.必要とする人材?スキル(技術面)・人物面ではどのような人材を採用したいとお考えですか?
(安保様)「スキル面ではCGツールが使えるということよりも、デザイン基礎力、例えばデッサン力とかですね、基礎的な部分を重視して人材を探しています。CGだけをやってきている学生とデザインの基礎を持っている学生と比較した場合、伸びしろが違うように思います。人物面では幅広い視野でいろんなことにチャレンジする人材ですかね。」
(大畑様)「何事にもチャレンジですね。生活面でのチャレンジもですね。新しい環境にチャレンジする。今までの殻を破れる人が欲しいですね。」
Q.貴社では、新卒者を教育する専任のスタッフがいるとのことですが、これはどういったねらいがありますか?
(安保様)「いくら学校で学んできたとは言え、やはり実践とでは差があります。会社としては、コストが凄いかかることですが、先輩が仕事を抱えながら新人を教育するという仕組みより、専任の教育者を置くことでしっかりと教育できるし、長い目でみたら、うちの会社を好きになってくれる可能性が高まるかなぁと考えています。」
(大畑様)「どの企業も即戦力が欲しいのが本音ではあるかと思います。でも即戦力と言われる中途採用者には、その人の色がついてしまっている可能性もあります。よく考えたら、新卒の方を教育して一緒に成長できる方が最短かもという結論にいたりました。とは言え、中途採用は別枠でしています。会社の体質と中途採用者(本人)が合うかどうか、本人の適正を第三者の機関に依頼してしっかり見て採用を進めています。」
Q.20:00退社という「働き方改革」に関して大きな決断だったと思います。同じ札幌のクリエイティブ企業はどのような状況でしょうか?
(安保様)「そうですね。私たちが知る限りでは、このような改革が進んでいる会社は札幌では聞いたことがありません。大きな改革になりましたね。組織の中でも年齢が上がってきた時に、それぞれ家庭を持つようになり、子どもと過ごす時間なども必要なりました。若い頃は無理をして長く働いた時代もありますが、それは誰かの犠牲の上で成り立ってきたことです。それでは持続可能なものと言えませんからね。今はプライベートも充実してもらえるように働き方改革を進めています。」
(大畑様)「制作をする現場としては、大改革になったと思います。自由な時間を使用して自由にモノをつくる方々に「早く帰りなさい」ということは実は社内で反発がありました。もっと働きたいという声もあったくらいです。しかし限りある時間の中で、成果を出すことを評価するようになりました。今では、育休取得も行われて、男性社員が育休をとるという事も行われています。」
Q.最後に「CGって難しい」と一歩を踏み出せない方にメッセージをお願いします。
(大畑様)「そうですね。分からない、難しいのであれば、常にサポートをしますので、安心してください。」
(安保様)「クリップスタジオもフォトショプもSAIも使える方は多いですね。3DCGのツールも同じようなものです。恐らく4週間の経験で基本的な機能を使えるようになりますよ。実は大切なのはソフトの使い方ではなく「上手な絵」を描くためには「上手な絵」を分解できる能力が必要です。料理も「おいしい料理」はこうしてつくるというレシピがあるように「上手な絵」にも理由があるわけです。その理由を分解することができれば、どのツールを使うかが、自ずと決まります。繰り返しになりますが、だからこそデッサン力(モノを見る力、分解する力)が欲しいということです。」
Q.学生時代にしておくべきことは何かありますか?
(安保様)「何かしらアルバイトとか経験されると良いと思います。私たちの制作するモノも、一人ではつくれません。チームで制作することが多いので、コミュニケーションを意識してアルバイトで経験するなどは大切かと思います。」
(大畑様)「そうですね。学生時代という時間はあっと言う間に過ぎてしまいます。自分の人生なので、自分で決断をすることをぜひしてほしいですね。」
本日は、説明会そしてインタビューにお答えいただき本当にありがとうございました。
===入社して2年目を迎えている
眞壁さんからメッセージ===
株式会社アレクト
デザイナー 眞壁みのりさん
私は日本デザイナー学院に入るまで特別な美術の勉強をしていたわけでもなく、
ほぼまっさらな状態で入学をしました。
専門学校は今までの学校とは違い、頭で考えることよりも目で観察することが多
くありました。
例えばデッサンでは手元の描いているものを見るより対象物を見る時間を多くと
るように言われました。
描く作業なのに頭で考えるよりも目を使う、その考え方は私がもしこの学校に通
わなければきっと身につかなかったであろう考え方です。
就職した今でもモデリングをする時は手本となるものを集め、観察しながら作
り、そこからどうしたらより良いものになるかと考えて作るようにしています。
また、日本デザイナー学院は先生と生徒も距離感が近く、質問もしやすい環境だ
と思います。
だから分からないことは積極的に聞くことができ、それを忘れないためにメモを
するということが身につきました。就職した後からも大切なことなので身につい
てよかったです。
ほぼゼロからのスタートの私でもここまで成長出来ました。
やりたいことに近づけるよう、日本デザイナー学院で頑張ってみてください。
同じ業界で働く方が入学されることを楽しみにしています。
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