イラストレーター 「ツトむ」さんにインタビュー
2018年3月にコミックイラスト科を卒業したイラストレーター「ツトむ」さんにインタビュー
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ニチデに入学した理由は?
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小学生の頃から絵を描くことが好きでした。マンガ雑誌を買ってよく真似をして描いていましたね。ちゃおの「ミルモでポン」とか、りぼんの「赤ずきんチャチャ」とか好きでしたね。大学を卒業して、一度就職しました。でもやっぱりコミックイラストを学びたくて、2016年の春、日本デザイナー学院に入学をしました。
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コミックイラスト科の授業は?
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コミックイラスト科は、一日2枚ラフを描く課題がありました。ずっと絵を描いてきた私は「そんなの意味あるんだろうか?」と当初思っていましたね。でもそれを1年間続けた時に全然レベルが違っていました。本当に自分でも成長できたなぁと今は感じています。様々な構図が描けるようになって、下から、上からも自然に描けるようになっていましたね。それが速く描けるようになっていたんです。
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デジタルはいつから始めたのですか?
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デジタルは入学前から使い始めました。高校生の時に見ていた投稿雑誌でもアナログからデジタル作品にどんどん変わっていきましたね。デジタルができなければ恐らくこの業界では生き残ることはできないだろうなぁと感じていました。
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学校に行かず、独学でやる気持ちはなかったのですか?
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そうですね。業界の事は何も知らなかったし、どうやって仕事をもらうのか、相場とかわからなかったから…。学校に行きたいと感じましたね。ニチデの同級生には、すでに仕事を受けている方たちがいて、本当に刺激を受けましたね。年が下なのにとんでもない同級生がいて、愕然としましたね。でも、心は折れなかったです。努力をしつづければいつか自分も描けるようになるそう信じていましたね。上手い同級生が居て本当によかったと思っています。
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卒業後にはフリーでイラストレーターに
なると決めていたのですか?
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そうですね。成長を実感した1年後、2年生の時に卒業したらフリーランスになろうと決めました。私は一度社会を経験したこともあったし、サラリーマン向いてないなぁと感じていましたし、自分の好きなことをやっていきたいと感じていました。
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どうやって仕事をとってくるのですか?
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Twitterをやり始めて、最初は「いいね」が10個つくとかそんな感じでしたね。でも私の絵でも好きといってくれる人がいるんだと嬉しかったです。だから描き続けました。1年生の時は、自分の絵が出来上がっていなくて、人の絵を参考にしていました。でも2年生の時に少しずつ、自分の絵のスタイルが出来上がってきました。この作品です。
Twitterはイラストレーター必須のアイテムですね。本当にいい絵をUPしたらど~んときますね。
UPして数日後、2年生の12月に初めてお仕事の依頼をうけました。嬉しかったです。アニメソングのクラブイベントをするので、チラシをつくって欲しいという依頼でした。嬉しかったですね。今はコンテストで賞金をとれるようにもなりましたね。
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絵を描くときに意識していることはありますか?
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自分が好きになれる絵を描こうと決めています。苦手なテーマが来た時も、自分が好きになれるかどうかをとても大切に描いていますね。納得のできる絵ばかりではありませんが、描いている時に、イイじゃんと思っても次の日にみたら、え~何これっていうものもありますけど(笑)
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オープンキャンパスでメイキング講座をしてもらいますが、参加される方に伝えたいメッセージはありますか?
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そうですね。まずはデジタルってそんな難しいものではないよ~ってことを伝えたいですね。私は、昔から絵を描くのが好きでした。「上手だね」と言われると嬉しかったですね。
皆さんといろいろな話ができたらいいなぁと思います。
大切なことは、やり続けることだと思います。反応がなくても、評価がなくても、気持ちを切り替えて次に行こう!と常に考えています。逆もしかりで反応が良くてもそれをいつまでも引きずらないことも大切だと思っています(笑)